ちゃちゃののほほんらいふ

ちゃちゃののほほんらいふ

2021-01-01から1年間の記事一覧

頑張るのでなく、「期待をかける」

<今日もプリエから 12> 実は、「頑張る」は私にとって苦手な言葉の一つである。 高校生の頃、担任の先生に「授業中のあなたは必死過ぎて怖いよ」と言われた。フランクな間柄だったからストレートに言えたことなのだが、夢中になると止まらない性格は外から…

親の次の「盾」を探してる

10月6日(水)のTBSラジオ「生活は踊る」。お悩み相談コーナーの『相談は踊る』が、ただただ神回だった。 ジェーン・スー 生活は踊る お悩み解消コーナー「相談は踊る」 https://nhsw9.app.goo.gl/JdJx #ラジオクラウド #TBSラジオ 26歳・女性からの相談。 …

ひとりの女性として生きること

▶︎ 今日もプリエから 11 ◀︎ 私のバレエスタジオには、いわば“レジェンド”的なダンサーたちがいる。30歳くらいの女性たちで、幼い頃からみんなで一緒にお稽古を続ける仲間。 どこが“レジェンド”なのかというと、もちろん踊りのテクニックは申し分なくて、可愛…

本当の心との距離

<今日もプリエから 10> 特段変わりもなく、毎週のようにお稽古場に向かった土曜日の朝。入り口のある廊下を歩いている時に気がついた。 今日はO先生のレッスンだ。 いつもの先生が用事でお休みの日に、O先生は代理として来てくれる。ちゃんとお稽古を持っ…

今日もプリエから:「自分の足で立ちなさい」

「自分の足で立ちなさい」 先生が何の気もなく発した言葉を、“バレエに対しての注意だ”と頭が認識できなかった。 たったの一言なのに、ずっしりと自分の心の奥底にまで突き刺さる。紙にぎっしりプリントされた文字列の中で、その部分だけが違った色で光って…

“ファストであること”の代償

起きたらもう朝ごはん中。妻が忙しそうに「おかずあるから適当にとって」と言うので、面倒なのでお茶碗におかずを全部のせてどんぶりに。それを見た妻が「えっなにそれ、ノラ猫の残飯みたいやん。あんたは食べたら一緒でも、ビジュアル的に悪影響やわ。所作…

デフォルトがさ、ダメなもんで。

ダメって、必ずしもネガティブな言葉じゃない。 なぜか崇められてきちゃったけど、それで「憧れられるような人生を生きなきゃ」って自分を追い詰めることほど、息苦しいものはないよなー。 ここらで一番共感できた本、『ダメをみがく―“女子”の呪いを解く方法…

恋人に秘密がある人へ

数ヶ月前にはよく思い浮かんだ感情だったけれど、すっかり淘汰されていた。ふと思い出したので。 誰にでもある、「秘密」について。 松浦弥太郎さんの新著『ふたりのきほん100』は、恋愛と結婚に関するバイブルになりそうな本なのだけれど、ここに「秘密は…

やっと、やっと。

自分で選んできたように思う物事も、実はそうでもなかったのかもしれない。 自分の気持ちに素直でいること、言うこと、振舞うことがものすごく苦手。もちろん、どの場面でもそうすることは我が儘でしかないと分かっている。 でも、普段から自分に向き合って…

今日もプリエから:消えた気持ち

誰よりも上手くなりたかった。誰よりも先生に褒められたかった。 自分より上手な人を見ると悔しかったし、できないことがあると悲しかったし、先輩たちに混ざってお稽古を受けたかったし、上手な人を見つけたら食らいついて真似をして練習した。 初めて10年…

その過程を、追わせてくれよ

夢が叶うこと自体は、時間にすればたった一瞬だ。互いに先発出場するのであれば、夢が叶うのは試合開始のホイッスルが鳴った瞬間。いずれかが途中出場だった場合も、その選手がピッチに入った瞬間。いずれにしても、一瞬でしかない。次の瞬間、現実になる。 …

サイクルを大切に

最近大切にしたいと思っているのは、「循環をさせること」。 何かを増やしたり、手に入れたりすることばかり意識して来た気がする。それで、その蓄積を手放す機会を作らなかった。 もちろん、必要なものをすすんで放り投げることに意味はないけれど。 積み重…

黒は白であり、赤は緑に変わる

聴くだけで、胸がギューっとなる。 youtu.be (大豆田とわ子と三人の元夫』音楽集より 挿入歌「All The Same feat. グレッチェン・パーラト、BIGYUKI) ドラマのドキドキする感覚がリマインドする。この曲を日常の中で流すと、自分の日常にもそんな瞬間があ…

今日もプリエから:暗闇から手を伸ばせ

24歳になる直前、みんなが当たり前にできていることが全くできなくなった。 普通に求められている仕事ができない。最低限さえもできない。中身のあることが何一つ話せない。自分には、何もかも足りない。 世の中が“普通”とすることができない。「優等生的生…

今日もプリエから:新しい仲間

こんな状況だとしても、スタジオに新しい仲間が少しずつ増えている。 自分のいる環境が変わったり、パートナーとの関係で引っ越しをして、それでも踊り続けたいと始めたりしているみたい。 わたしのクラスは、幼い頃からずっと通い続けている“長者”的存在も…

網戸とか電球とかチャンネルとか

恋愛においても、これが普通!みたいな感覚ってなくて、自分なり、自分たちなりの “心地よい”があって良いのだと思う。 「四六時中一緒にいたい!」「またすぐに会いたくなる!」みたいなことって、最近はなくなってきた。(むしろ、そんな時なんてあったか…

チェックリストは自分で作る。

いわゆる、人生のスタンプラリー・チェックリストについて、 面白い対談がありましたとさ。 am-our.com 「仕事も恋愛も飽きっぽくて長続きしない」という相談者さんとのチャット。話していくうちに、人生における“コンプリート願望が強い”と分かっていきます…

今日もプリエから:積み重なり

解決しきれていないことをせかせかと進めていたら、お稽古に行かずに一ヶ月が過ぎてしまった。 基本的にはお稽古は皆勤するほう。だけど、数十年間お稽古に行き続けていると、たまに穴の空く期間ができてしまう。 例えば、目まぐるしく忙しかった20歳の時。…

しいたけ占い牡牛座の感想⑧:以前の私だったら

とっても気になることがあったので、書いておきます。 しいたけ占いの感想シリーズ⑧。 voguegirl.jp 今回の共感ポイントは、 ・「以前の私だったらこう考えていたけど、今は不思議と違う」みたいな感じで、自分の思考ややり方が変わってきている。 ・ 恋愛面…

クリアに生きたい

最近憧れるのは、クリアに生きている人。生き方が透明な人。 自分がどう生きたいかをちゃんと分かっている人。 大学生までなら「学生の時にやっておきたいこと」のリストを誰かが作ってくれる。それに全部チェックをつけられればいい。 でも、社会に出たらそ…

見えないものを見ること

よく「多趣味だよね」と言われるけれど、ひとりで多趣味なんかになれるわけがないのだ。同世代には特にあまり分かってもらえないけれど。 単に「◯◯が好きです」とか「◯◯が趣味です」とかの言葉にだって、見えない背景と周りにいる(いた)人々が含まれている…

今日もプリエから:共通言語

「言葉にしなくても分かる関係」があるのだと思う。 トンべパドブレ。右足前の5番から。反対側も。 みんなでバーの前に、鏡の前に立って、頭で考えなくてもある動きができる。 「踊る」という言語を共有できる、家族とも、友達とも、恋人とも違う仲間がいる…

春のこと

いつか当たり前になって、忘れてしまいそうだから書いておくけど。 数年前にせざるを得なかった辛すぎる選択を、今年の春、やっと「これで良かったんだ」と思えた。そういう出来事が起きた。 自分一人じゃ想像できなかった結果をつくってくれた。これから、…

骨折してたら、デートには行けない

ジェーン・スーさんブームのおかげで、余裕がある午前中は、radikoでTBSラジオ「生活は踊る」をポチッとつけるのが癖になりつつある。 「相談は踊る」はリスナーからのお悩みにスーさんが答えるコーナーだが、相談も回答も、どこかで自分と繋がっている気が…

誰かに

悲しみや苦しさを誰かに埋めてもらおうとか、この人なら忘れさせてくれるんじゃないかとか思ったとしても、そういうことってやっぱり起こらない。 結局は、自分で乗り越えていくしかないのだなーと。誰かにすがったところで、根本的には変わらないんです。 …

付かず離れず

吉本ばななさんは本当に人のことをよく見ている。 とある短編小説の中で病気になった人の描写が出てくるのだが、読んだ時、周りにいた人に重なった。 全ての人が必ずしもそうなるとは限らないが…。 当時その人は、どこかその人らしくなくなっていたように思…

Nothing Is Good Enough

鳥の声が聞こえてきた、朝5時。 テレビ東京のドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』にハマっており、企画のラジオ番組が面白かった。 吉田羊さん演じるコラムニストのトッキーと、田中みな実さん演じるアナウンサーの東七海がリスナーからの「お悩み」に答え…

しいたけ占い牡牛座の感想⑦:勝手にヒーロー

アクセスしてくださる皆さま、いつもありがとうございます。 牡牛座の期間も終わり、梅雨を思わせるジメジメの到来です。 しいたけ占いの感想シリーズ⑦。 voguegirl.jp 今回の共感ポイントは、 牡牛座は、自分が関わる現場や空間において、そこでちゃんと自…

今日もプリエから:人が還る場所

舞台が終わりました。 見に来てくれたお客様との面会や集合写真撮影などもなく、例年に比べたらひっそりと…… 終わりました。 前回の舞台が学生生活の終わり頃だったから、社会情勢的にもいろいろあったし、自分の環境も大きく変わった。 生活も、仕事も、恋…

人生って?

吉本ばななbotで見た、最近のひとこと。 社会に出て働くということは、自己実現のためではありません。自己実現のためと思っていると、いつの間にかまわりから人がいなくなります。自分の能力を他に還元する、という人類の本質的な欲望が、働くということで…