ちゃちゃののほほんらいふ

ちゃちゃののほほんらいふ

2022年。25歳にして、スタートライン。

もし、多くの人が意志を持った人生を0歳からスタートさせられるのだとしたら、私のそれは25歳から始まったのかもしれない……。 とさえ思えるほど、多くのことを変えていけた、変えていいと自分をやっと許可できた1年だった気がする。 今まで意志決定をどうや…

守ってきたもの

お稽古場にある階段の上に登って、踊っている人を眺めるのが好きだ。まるでムササビのような視点で、ただ一緒に踊る仲間のことを、みんなのことを考えている。 *** ここは、とある静かな街にもう40年くらいあるバレエ教室の、社会人クラス。私たちはプロ…

失敗タウン界の渋谷から帰還しております

全くもって神回だった、2022年8月15日(月)の『相談は踊る』。 open.spotify.com 第1556回8/15(月)の放送(12:00~12:15頃)より。今回は、24歳の女性からの「プレッシャーを過剰に感じてしまうのをどうにかしたいです。先日、チームのサブリーダーに任命され…

探している人に出会う

必要じゃないことは、起こらない。その時出会うべき人と出会う。 自分で人生を設計できるとはあまり思っていなくて。どこか大きな流れの中に自分は居て、その大きな力が設計をしてくれているような気がしている。 生きていくうえで自分の力でコントロールで…

この呪いをどうやって解こうか

「生きるの下手だよね」と昔の恋人に言われたことがある。 うん、今なら、なんてひどい話と思える。もちろん彼なりにいろんな期待があって言ってくれたのかもしれない。でも、たとえ思っていても言うべき言葉ではないし、ましてや一番近くにいる恋人という立…

揚げギョウザ越しに川を思う

「幸せは、それを求めていない時にさりげなく訪れる」。 私の場合は、社食の揚げギョウザを食べながら、窓から見える川をぼーっと眺めていた時だった。 (若いんだから友達とユニバ行った時、とか言えばいいのにw それができないんだ。) それもその時に感じ…

タイム・ヒールス…

毎夏、ダンスの公演を観に行っていたホールが今年で閉まるらしい。 記憶を思い出せるくらいの年齢、おそらく10歳前後から毎年必ず通っていた。 公演の前に、近くのファミレスでご飯を食べるのが楽しみだった。昔は親も一緒に行っていたけど、友達とだけで行…

人生設計

「人生を逆算すること」について、ある程度の必要性は感じるけれど、それに囚われすぎることを考えると恐ろしくなる。 例えば、「◯歳までに子ども産みたいから、◯歳までに結婚して、それなら同棲はこのくらいの時期、付き合うのはこの年齢のとき……」みたいな…

あなたはわたしなんだね

青井葦人がサッカーをするとき、彼の中には母ちゃんと瞬兄の存在がある。 (「アオアシ」、アニメはまだ5話で、たまらなく面白くて漫画無料のところまで読んでしまった……。途中までしか読んでいないから、私の推測でもあるが。) 葦人がサッカーが大好きだと…

嵐が通り過ぎるまで

よく覚えている。ちょうど一年前のことだ。 note.com よしもとばななさんは相変わらず好きなのだけれど、ここで書かれている“坂元裕二さんの朗読劇”は、実は私も観に行ったのです。風間俊介さんと松岡茉優さんの「カラシニコフ不倫海峡」。 映画『花束みたい…

わたしの20年間

外に出てみたら、分かることってある。 「いつもの」は心地いいけれど、もしかしたら、今の自分に合うのは他のものかもしれない。新しい選択をしてやっぱり違うなと感じたなら、なおさら普段の良さを感じるだけでいい。 *** 今までなぜそう思わなかったの…

わたしたちはオオカミ

幅允孝さんが出演されていたテレビ「理想本箱」(理想的本箱)で紹介されていたし、サッカーも本も好きなので、読んでみた。 www.umitotsuki.co.jp アビー・ワンバック著『わたしはオオカミ』。 なでしこジャパンがW杯で初優勝した2011年。そこで見た、アビ…

グラデーション

今年のテーマは「グラデーション」と決めている。 近年で言えば特に性やジェンダーに対して、この言葉を用いて考えられることが多くなった。対して、私はあらゆる「選択肢」について、この言葉を当てていきたいと思っている。対語を探すならば「白/黒」「…

春のかおりと心持ち

職場の人と、「週末はあったかくなるんですかねぇ」なんて話していた先週。 土曜日は本当に、「あったかいな」と肌で感じられる陽気になった。 バレエスタジオは窓が大きくて、天井が高くて、スペースも広くて。お稽古の時間には明るい光がたくさん差し込ん…

世界の誰かが、同じ曲で踊っている

社会で起こっているとされる事象が、自分の目の前にも立ち込めていて、ぐっと迫ってくる。 学生の頃は、こんなところまで想像が及びもしなかったな。見えていなかったと思う。 自分が生活の中で感じることは、社会の中で、多くの人が同じような感覚で抱えて…

意識改革2022

2021年に意識していたこと。 1. とりあえず聞いてみる。 とにかく電話や、分からないこと、不明なことを人に聞くのも苦手だった。でも「聞いてみなきゃ分からない」ことがある。 相談事なら、他の方法があるかどうか、とか。どちらの方が都合が良いのか、と…

必要な言葉

学生の時、「彼氏ができるとなぜか先生にはバレている」と言った先輩がいた。 私もそうだった。私の場合は、彼氏と別れてスッキリした時に「何か変わった?」と声かけられることが多かったけれども。 なんでもお見通しなんじゃないかと思うくらいなのだ。 先…

誰にも頼まれていないけれど

2021年が終わり、2022年が始まりました。 年が変わることは特別ですが、日常は前年と地続き。気持ちを入れ替えられるところでは入れ替えながら、変わらずにコツコツ過ごしていくつもりです。 *** 昨年の4月から書き始めた、バレエのお稽古の記録「今日も…

頑張るのでなく、「期待をかける」

<今日もプリエから 12> 実は、「頑張る」は私にとって苦手な言葉の一つである。 高校生の頃、担任の先生に「授業中のあなたは必死過ぎて怖いよ」と言われた。フランクな間柄だったからストレートに言えたことなのだが、夢中になると止まらない性格は外から…

親の次の「盾」を探してる

10月6日(水)のTBSラジオ「生活は踊る」。お悩み相談コーナーの『相談は踊る』が、ただただ神回だった。 ジェーン・スー 生活は踊る お悩み解消コーナー「相談は踊る」 https://nhsw9.app.goo.gl/JdJx #ラジオクラウド #TBSラジオ 26歳・女性からの相談。 …

ひとりの女性として生きること

▶︎ 今日もプリエから 11 ◀︎ 私のバレエスタジオには、いわば“レジェンド”的なダンサーたちがいる。30歳くらいの女性たちで、幼い頃からみんなで一緒にお稽古を続ける仲間。 どこが“レジェンド”なのかというと、もちろん踊りのテクニックは申し分なくて、可愛…

本当の心との距離

<今日もプリエから 10> 特段変わりもなく、毎週のようにお稽古場に向かった土曜日の朝。入り口のある廊下を歩いている時に気がついた。 今日はO先生のレッスンだ。 いつもの先生が用事でお休みの日に、O先生は代理として来てくれる。ちゃんとお稽古を持っ…

今日もプリエから:「自分の足で立ちなさい」

「自分の足で立ちなさい」 先生が何の気もなく発した言葉を、“バレエに対しての注意だ”と頭が認識できなかった。 たったの一言なのに、ずっしりと自分の心の奥底にまで突き刺さる。紙にぎっしりプリントされた文字列の中で、その部分だけが違った色で光って…

“ファストであること”の代償

起きたらもう朝ごはん中。妻が忙しそうに「おかずあるから適当にとって」と言うので、面倒なのでお茶碗におかずを全部のせてどんぶりに。それを見た妻が「えっなにそれ、ノラ猫の残飯みたいやん。あんたは食べたら一緒でも、ビジュアル的に悪影響やわ。所作…

デフォルトがさ、ダメなもんで。

ダメって、必ずしもネガティブな言葉じゃない。 なぜか崇められてきちゃったけど、それで「憧れられるような人生を生きなきゃ」って自分を追い詰めることほど、息苦しいものはないよなー。 ここらで一番共感できた本、『ダメをみがく―“女子”の呪いを解く方法…

恋人に秘密がある人へ

数ヶ月前にはよく思い浮かんだ感情だったけれど、すっかり淘汰されていた。ふと思い出したので。 誰にでもある、「秘密」について。 松浦弥太郎さんの新著『ふたりのきほん100』は、恋愛と結婚に関するバイブルになりそうな本なのだけれど、ここに「秘密は…

やっと、やっと。

自分で選んできたように思う物事も、実はそうでもなかったのかもしれない。 自分の気持ちに素直でいること、言うこと、振舞うことがものすごく苦手。もちろん、どの場面でもそうすることは我が儘でしかないと分かっている。 でも、普段から自分に向き合って…

今日もプリエから:消えた気持ち

誰よりも上手くなりたかった。誰よりも先生に褒められたかった。 自分より上手な人を見ると悔しかったし、できないことがあると悲しかったし、先輩たちに混ざってお稽古を受けたかったし、上手な人を見つけたら食らいついて真似をして練習した。 初めて10年…

その過程を、追わせてくれよ

夢が叶うこと自体は、時間にすればたった一瞬だ。互いに先発出場するのであれば、夢が叶うのは試合開始のホイッスルが鳴った瞬間。いずれかが途中出場だった場合も、その選手がピッチに入った瞬間。いずれにしても、一瞬でしかない。次の瞬間、現実になる。 …

サイクルを大切に

最近大切にしたいと思っているのは、「循環をさせること」。 何かを増やしたり、手に入れたりすることばかり意識して来た気がする。それで、その蓄積を手放す機会を作らなかった。 もちろん、必要なものをすすんで放り投げることに意味はないけれど。 積み重…