ちゃちゃののほほんらいふ

ちゃちゃののほほんらいふ

タイム・ヒールス…

 

毎夏、ダンスの公演を観に行っていたホールが今年で閉まるらしい。

 

記憶を思い出せるくらいの年齢、おそらく10歳前後から毎年必ず通っていた。

 

公演の前に、近くのファミレスでご飯を食べるのが楽しみだった。昔は親も一緒に行っていたけど、友達とだけで行くようになって。最近は、近くのカフェに一人でひっそり寄るのが好みだった。 

 

今年は自分で近くに泊まりたいホテルをとって、次の日、朝仕事に行く前にのんびりして。

 

同じことを繰り返しているようで、過ごし方が変わっている。時間が経つと変わるものは必ずある。

 

 

 

 

あれだけ会いたいと思っていた人に、会えなくなったり。

 

昔の私から見てみれば、あんまり想像していなかった仕事をしていたり。

 

考え方も、特に2年前くらいとは全くもって違うものになっていると思う。

 

 

 

どうやら私は、先のことはある程度は想像するけれど、計画をキツキツに決めてその通りに動くが苦手らしい。

 

たくさん間違えてきたし、器用に生きられない。それで人に馬鹿にされたこともあったし、たくさん自分を責めた。

 

でも、その分軌道修正力がついた。今、人生を振り返ってみたら、ずいぶん遠くまで来てしまったなと思う。

 

まったく想像していなかった、違う場所に。気づいたら、「こんなところにいたんだ」って。

 

 

 

 

 

 

時間は、確実に何かを変えていく。

 

最近はどうしても周りの老いが分かることもあって、時間の重みに飲み込まれそうになる。ときどき喰らってしまうほどに。その時に、自分も歳を積み重ねたのだなとやっと気づく。

 

 

 

芽生えることと朽ちること。

 

生まれ、育ち、死にゆくことが輝きなのだと(うろ覚えだけど)、小沢健二も言っていた。

 

 

 

ものごとは、起きた瞬間から過去になる。

 

だから、変わることを厭わないで。ただただ、今をやり過ごすしか方法はないのだと。

 

ジェーン・スーさまのタイム・ヒールス・エブリシング!を聞いて思うことなど)