ちゃちゃののほほんらいふ

ちゃちゃののほほんらいふ

世界の誰かが、同じ曲で踊っている

 

社会で起こっているとされる事象が、自分の目の前にも立ち込めていて、ぐっと迫ってくる。

 

学生の頃は、こんなところまで想像が及びもしなかったな。見えていなかったと思う。

 

自分が生活の中で感じることは、社会の中で、多くの人が同じような感覚で抱えている問題なのか。はたまた、少数(と思われる)人が悩んでいるのか。

 

この先に作られる社会のシステムやテクノロジーによって、緩和されていくのか。それとも、負担だと感じる人が増えていくばかりなのか。

 

 

気がかりなのは、同居人のことなのだ。

 

数ヶ月経てば良くなる。あと少しで自分の生活が変われば、楽にできると分かっている。

 

でも、その“今”を凌ぐのが難しい。

 

苛立ったり、辛かったり、そんな自分に悲しくなったり、責めたくなったり。本当はそんなことしたくないのに。塞ぎ込むような気持ちが続いた。

 

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最近、バーレッスンで使う曲が変わった。

 

フォンデュ(両足の膝を曲げ、伸び上がる時に片足を伸ばす動き)の繰り返しで流れる音楽なのだけれど、「この曲といえば、あの人の踊りだ」と思えるのです。

 

アメリカン・ダンスアイドル シーズン5の Jeanine Masonによるソロ。

 

youtu.be

 

勝手に気持ちが立ち込めていて、孤独な気分になったりもしたけれど。この曲で楽しく踊っているのは、この世界で私だけではないはずで。

 

そんなことにまで想像を及ばせて身体を動かしていたら、自分を責めすぎる必要もない気がしました。

 

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とか言いつつ、ちょっと生活が忙しくなったら、悩みなんてどうでも良くなり……。暇って、良くないですよね。

 

 

<今日もプリエから 15>でした。

 

▼前回の「今日もプリエから」

20年以上続けてきたバレエのお稽古について、毎週日記を綴ることにしました(エッセイスト・森下典子さんの『好日日記』に憧れて)。バレエについて書くことは、人生について書くこと。

 

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