春のこと
いつか当たり前になって、忘れてしまいそうだから書いておくけど。
数年前にせざるを得なかった辛すぎる選択を、今年の春、やっと「これで良かったんだ」と思えた。そういう出来事が起きた。
自分一人じゃ想像できなかった結果をつくってくれた。これから、もっと先の未来を開いてくれるものだった。
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10年後の自分を想像して。でも嫌だなと思うことはしないで。自分が最善だと思ったのは、大切なものをその時手離す選択。
それから1年くらい毎晩泣きそうだったし、「今後どうなっちゃうんだろう」と思ったし、友達と付き合うのが辛くなることもあったし、ぽっと暇さえできればそのことを考えていた。
…… 過ぎてしまえば忘れちゃうものなんだけど(笑)。
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「選んだことを正解にする」って言葉は世の中にたくさん溢れているけど、そんなに簡単じゃないのかもしれない。
でも、自分にとって違うことをしない。今できることをする。誠実でいる。そうすれば絶対いつかちゃんと返ってくるから。
そして、最近は「1・2年で何かが分かることって少ないなー」と思っている。
何かと“ファスト”なことが求められる時代だけれど、数年のかたまりで物事を考えられると、前向きに進めるはず。だから、まだ続きがあるなーって。