見えないものを見ること
よく「多趣味だよね」と言われるけれど、ひとりで多趣味なんかになれるわけがないのだ。同世代には特にあまり分かってもらえないけれど。
単に「◯◯が好きです」とか「◯◯が趣味です」とかの言葉にだって、見えない背景と周りにいる(いた)人々が含まれている。
それに出会わせてくれた人。
それを好きで居続けさせてくれた人。
新しい知識を与えてくれた人。
一緒に好きになってくれた人。
例えば、たった一曲の曲だって。目の前の相手が好きと言ったら、「もしかして、他の人と一緒に好きになったものかもな」と想像せざるを得ない。
今の状況って、過去という選択の蓄積からできているから。
本質的な回答は、そんなにインスタントには浮かび上がってこないと考えている。じっくりと付き合っていく中で分かっていくもの。
はっきりとはさせなくてもいいし、自分が知る必要のないことだってあるけれど。想像の上では、そういう余白は持たせておきたい。
まぁ、自分の過去を話しづらいような人と、特別に近づいたり付き合ったりする必要があったのかどうかも、すぐには分からないのだけれどねーーー。!