ちゃちゃののほほんらいふ

ちゃちゃののほほんらいふ

今日もプリエから:人が還る場所

 

舞台が終わりました。

 

見に来てくれたお客様との面会や集合写真撮影などもなく、例年に比べたらひっそりと…… 終わりました。

 

 

前回の舞台が学生生活の終わり頃だったから、社会情勢的にもいろいろあったし、自分の環境も大きく変わった。

 

生活も、仕事も、恋愛も、正直あらゆる分野で危うくて、「自分がこんな気持ちになるなんて」って苦しいことも多かった。振り返っていい思い出にできている今は、実はすごく幸せなんだろうな。

 

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数年前にある人を見ていて、人って全てのことで苦しい時、唯一の、代わりのきかない本当に大切なものに還っていくんだろうなと思ったことがある。そして、それにちゃんと向き合うんだろうなと。

 

やっと分かったけど、私にとってはバレエだった。他人や外部のものに依存するのでなく、自分の内側にそんなものがあるって、どれだけ豊かなことなんだろう。

 

 

 

思い出深い出来事はたくさんあったけれど、たまにしか足を踏み入れることのないこの舞台を、少しでも、少しでも長く、踏み締めていたいと思った。

 

試合前にピッチに寝そべってしまうサッカー選手とか、誰が見ているわけでもないのに手塩にかけて楽器をメンテナンスする音楽家とかの気持ち、今なら分かる。

 

気持ち悪いけど、舞台とハグしたいと思った。いや本当に気持ち悪いけど……(笑)

 

▼ 前回の日記

 

b-85nhc.hatenablog.com