吉本ばなな、奥平亜美衣『自分を愛すると夢は叶う』
吉本ばななさんの本が好きで、よく読むのです。
恋愛でどうにもこうにも傷ついていたばかりいた頃、読み始めたのがきっかけだったのですが、その話はまたどこかで。
今回読んだのは、『自分を愛すると夢は叶う』。「引き寄せの法則」をテーマに執筆・講演をされている奥平亜美衣さんと吉本ばななさんとの共著です。
本来ならば小説が好きなんですが、気分によっては「読むと疲れちゃう…」「今だと全部読みきれないな…」ということもある。この本は対談形式で、お二人の話がスルスルと読めてしまいます。
一番言われているのは、「自分を愛する」こと。
これって、人と比べてしまったり“正解のようなもの”が見えすぎてしまう世の中で、すごく難しいことだと思います。実際「絶対夢が叶います!」なんて言うと、ちょっとスピリチュアルっぽい感じするし、本当に?って疑いたくもなるし。
でも、自分の心持ちを少しだけ「愛する」方面に持っていくことなら、できる。
どんなに辛い状況だとしても、前向きに捉えられることの方に目を向けてみる。
どうせなら、楽しむ方がいい。
何かを目指しすぎずに、毎日いろいろ考えて、生きていくだけでいい。
自分で何かを引き寄せようとしすぎずに、大きな存在に委ねてみる。「しるし」があるはずだから。
自分の気持ちや本心が、現実にうつっている、と思う。
こういった小さなエッセンスが本から読み取れます。「自分をもっと好きになる努力」は、学校では教えられてこなかったけど、すごく必要とされる種類の努力なのかもしれません。
あと、生きていくと思わぬ偶然が続いたり、シグナルになるようなことってある。特に、何かの決断をしなくちゃ、と思っているようなときにあったりします。不思議ですよね。