ちゃちゃののほほんらいふ

ちゃちゃののほほんらいふ

今日もプリエから:「足りない」自分も、実は「足りている」

「足りない」と思ってばかりで、焦ってきた気がする。「自分は十分足りている」と思えた瞬間って今まであっただろうか。

 

成績で学校に学費を免除してもらっても。人前に立って外見を褒められても。羨ましがられるカタカナの肩書きを手に入れても。

 

「でも、自分なんてまだまだだから」って、どこに進みたいかも分からないのに、いろんなものを手に入れないと自分を律せなくなっていたのかもしれない。

 

そりゃ、人生100年時代。残りが何年であろうとこれから生きていく時間は長い。だから、できないこと、知らなかったことがあるのは当然だけれど。

 

それでも、誰にでもきっと、既に自分の中に「自然にできること」「やりたいこと」はあるんだと思う。どれだけ苦しくなっても、それは自分を助けてくれる。

 

***

 

私の場合は「一生続けたいと思えることがあること」なのかもしれない。2歳半から続けてきた、モダンバレエ。

 

実際、「続けよう」なんて力を込めてきたわけではなくて、別に何も頑張っていなくて(笑)。それでお金が発生するとか、責任の生まれる関わり方は選んでいない。ただ続けていたら、20年以上の時が経っていた、というだけなのだ。

 

“好きを仕事に!“なんて、声高々に叫ばれる時代。だから、例えば長く続けていることを褒められても、「別にただの趣味だし」「続けてもお金なんて稼げないし」って、いつの間にか自分で自分を否定しすぎていたのかもしれない。

 

もしかしたら、人にどう思われようが、それで“自分に水をやっている”と分かることが大切なんじゃないか。だから、別に何かを目指しすぎなくて良いんだな、と思えた。

 

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「こういうことをしていたら、自分自身でいられる」というのは、いわゆる仕事とは限らない

 

 

と、 『自分を愛すると夢は叶う』吉本ばなな、奥平亜美衣)という本に書いてありましたよ。

 

久しぶりにレッスンをお休みした日。お風呂でそんなことを考えていました。